ジカセイノプリン

memento morioka

4/6(木) 疲労2

起床。8時に一度起き、次に気づいたときには9時半だった。最近こんなのばっかで困る。

午前中に一つ届く予定のものを待ちつつシャワーなど。朝ごはんは食パンを焼いて以前友人がくれた黒糖のジャム?をかける。コーヒーと一緒に、美味しい。

 

届いたので開封。少し手紙など。いろいろ報告。院進する旨、交換留学行きたいから頑張ってる旨、今度またレポート改めて出します旨、今年度の成績表送ります旨。いつも長くなってしまう。

 

変な時間に朝ごはんを食べたので(というかブランチか)、変な時間にお腹が空く。

15時ごろ、少しフルグラを食べながら交換留学の情報集め、オンライン言語交換とやらの詳細など。カレンダーに予定をあれこれ書き込む。まだまだ知らないことばかり。

 

夕方、家を出る。そろそろ雨が降りそう、傘を持って行く。

手紙を出す、郵便局、研究室に寄って先輩からドイツ語の参考書を借りるなど、ありがたい。

最近英語を話せるようになりたいと、英語のラジオを聞き、留学生の友達と会う予定を作り、大学の国際交流のラウンジに行ってみたりと、あれやこれやしているうちに、そういえば新しい言葉を学ぶってこういうことだったよなあなどと思い出す。

ドイツ語も同じように臆せず最終的には話せるようになりたいものだ、など。

 

 

その後奨学係に寄って資料をいただくなど。

後学のために書いておこう。給付の奨学金が打ち切られてしまった。成績不振とのことだ。2回生の時に申込み、3年に上がる時に一度警告が来た。年一の審査で警告が出るか出ないか決まるのだが、それが2年続くと奨学金は廃止になる。4年に上がる今、というかつい先日、2回目の警告、つまり廃止の連絡が突然来た。

最初信じられなかった、去年かなり成績を上げたからである。おそらくGPAで判断されているのだろうけれど、前期は3後半で後期は3.9を上回っていた。これでも切られるんかよという衝撃で教務に問い合わせていた。改めて確認してもらったけれどやっぱり警告対象とのこと。今年の成績だけではなく1〜3年の全体の成績で決まるのか。だとしても、ほぼ7割くらい要卒単位揃ってた2年終わりの時点から去年だけで全体のGPA0.5ぐらいあげたんだけどな、そんくらい頑張ったんだけどな。

 

あんまりこれ以上書いてもみみっちくしかならなさそうなのでやめるけれど、警告してからその後一年の成績を特に重視するべきではないのか。何故全体の成績を見るのか。日本奨学支◯機構はクソ馬鹿なのではないか。アホ死ね(朝青龍)。

 

というか、何が困るって、高等教育支援の新制度に申し込んでいたからである。この身分がなくなると給付の奨学金がなくなるだけではなく、授業料の免除もやや大変になるのだ。

これこの前友人に聞かれてかなり説明が難しかったのだけれど、後学のために書いておこう。これからもし申し込む人がいれば参考になればいいけど、そもそもこんな日記見にこなくて良いので気づかれていないのが本望である。

 

 

ちょっとややこしくなるので日記と分けよう、とりあえず日記つづき。

 

そのままバイトに向かう。特段変わったこともなく。あ、初めてシフト一緒になった先輩と話す。こうぺんちゃんが大好きとのこと。こうぺんちゃんの設定が宗教くさくて面白いなと思うなど。あと新しく来られた館長の方と昨日楽しく話させてもらい、海外いいよねえとか留学いいよねえとかに加えて、民博のお話をした。今度行くんだというと、以前そこで働いてて今やってる特別展のチケットが余ってるからと、いただけることになった。なんとありがたい。今度感想をお話ししたい。

 

その後何事もなく、歩いて帰宅。少し運動、風呂、ストレッチ、貸与の奨学金の書類を見て疲れたので寝る。

 

 

 

 

 

さて、後述の「高等教育支援の新制度」とやらについて少し書こうと思う。ただ、結構「所感」として書いてるところが多いので、実際どういう理由でそうなってるのか分からないところも多々ある。注意されたし。

 

まず、前提となるいくつか事項の説明からざっくりしておこう。

 

大学に通うのには馬鹿高い金がかかる。授業料、入学金、教材費や研修費に加え、下宿しているなら家賃や生活費も馬鹿にならない。

ろくな収入のない大学生本人で賄うことなど当面無理であるどころか、普通の所得の家庭の子供でさえ通う学校によれば親からの仕送りや援助でも足りないことさえある。

 

そこで、奨学金というものが存在する。意欲があっても学ぶのに足りないお金を賄うために、財団や社会組織がお金をくれたり大抵は貸与(借りるもの、返還の義務がある)で、利子があるものないものがある。たまーに給付(完全に「くれる」もの。進路や居住地に条件があったりする)のものもある。

 

で、そういうお金を貸したりくれたりする組織というのは企業なり財団なり多岐にわたるのだけれど、おそらく日本で一番有名かつ一番大掛かりにやってる組織として、日本奨学支援機構というものがある。高校の時にこれの奨学金に申し込むための書類を書かされた人も多いのではないか。

こいつはざっくり2つの奨学金のコースを展開しており、1つが給付型、もう1つが貸与型である。その貸与型の中に利子ありと利子なしが存在するのだけれど今回はあまり関係ないので省略。自分がどれなら申し込める対象になるのか調べて、主には所属する大学から申し込みすることになり、しばらくして採用か不採用かの結果がわかる。そう、申し込んでも必ずしも採用されるわけではないというのがポイント。

採用には家庭の収入や他にもらっている奨学金、学生本人の成績などあらゆる項目の審査がある。で、お察しだろうが、成績が良ければ良いほど、かつ家に金がなければないほど通りやすくなる。審査の厳しさで言えば給付>貸与(利子なし)>貸与(利子あり)である。最近は給付型に通る条件もどんどん緩和されてるみたいだけれど、給付型に通ってしまうようなやつの家庭なんて言わば「そういうこと」であると思う(個人の感想です)。

 

(この「そういうこと(つまり極貧)」に自分の家庭がガチで当てはまるかつ、昨日のこともあって今かなり気が立ってるのでこれ以降かなり攻撃的な口調になっている。苛立ちは母親に向けているものなのだけれど、同じく当てはまる人が気を悪くしたら申し訳ない)

 

 

つまり「そういうこと」なので、往々にして何かと金がないわけで、そういうやつの家庭は大抵授業料払うのにもあっぷあっぷなわけ。払えないなんてこともあるわけ。授業料の免除の制度(これは大学独自の方の制度、後でまた出てくるので注意されたし)に毎回申し込みが必要で、それの認可不認可で大学に今後通えるか通えないかが決まってしまうような心許ない綱渡りを学生本人が毎回しているのである、家に親に金がないせいで。本来なら頼れるはずのあてが藁の糸すぎるせいで。

ちょっとずれたが、要は「給付型に通るようなやつは大抵授業料免除にも申し込んでる」ことが多いのだと思われる。

 

で、ここで日本奨学支援機構の「高等教育支援の新制度」である。これわりと最近できたぽい。これ何かっていうと、日本奨学支援機構の給付型に通ってるやつは大学の授業料の上限を下げますよ、みたいな制度である。「日本奨学支援機構の給付型奨学金と、授業料免除に関わる新制度はセット」というのがミソ。

 

具体的な数字を出そう。

給付型の奨学金の中でもいくつかグレードがある。給付額が多い方から①タイプ60000円、②タイプ40000円、③タイプ20000円としておこう。単位は全部(円/月)である。

まあお察しの通り、額が多いほど家計があっぷあっぷ度が高いのだ。(どのタイプになるかは給付型として採用されたあと日本奨学支援機構に判断されて決まる。)そこで、日本奨学支援機構が直々に、給付奨学生は自身の①〜③のグレードに応じてそもそもの授業料を全額免除、2/3免除、1/3免除にしてやろう。ということだ。

 

京大で言うと、半期の学費がざっくり27万(計算しやすいように本当は28万に近いけれどこうしておく)円。

で、①タイプのやつなら、これがそもそもデフォルトで全額免除。②なら納めてもMAXで9万(2/3免除)、③ならMAXでも18万(1/3免除)になるのだ。

ただ前述の通り、こいつらって大抵授業料の免除(大学の方の制度)にも申し込んでて、大体半額免除か全額免除になるようなやつばかりである。

つまり、日本奨学支援機構のこんな新制度通さなくても普通に大学の方の授業料免除の制度だけで全額免除になったりするのである。

 

 

では、この新制度、一体何がありがたいのか?

 

実体験からいくと

「大学の授業料免除に申し込みそびれた時でも、支払う上限がかなり低くなっているため首の皮が繋がる(ガチ)。」

 

これに尽きるのかなと。実際助かりました汗。

貧乏人は申し込み忘れちゃダメだよ! 人権というか学籍なくなるからね。 普通の家庭なら助けてくれるはずの実家もまっっっったくあてにならないからね。

まあそれ以外にも、普通に大学の授業料免除申し込んだけれど何故か不認可だったよう、ふええ〜ん、なんて時にも首の皮が繋がっていやすいだろう。

 

要は、頼みの綱である大学独自の方の免除制度で万が一(給付型で採用通るようなやつが落とされることないと思うけれど…)落ちてしまった時のセーフティネットとして機能する、という役割が大きいように思う。

こう書くと新制度、学生にとって利が大きすぎるような気もする、国や日本奨学支援機構からして何かメリットとかあるんだろうか。よくわからんが。善意からだけだとしたらまあ、いいことでありがたいことで…。

 

 

 

 

で、まあそこまで書きましたが、なんでこんなに今回ぎゃあぎゃあ言ってるのかというと、私がその「新制度」の資格がなくなったからなんですわね。給付型の奨学金を廃止される=新制度の資格も失う。セットで申し込んでセットで採用されたならば、資格を失うときもセットなのである。

つまり給付型の奨学生の身分がなくなるというのは単に生活費が減るということだけでなく、万が一授業料免除の申請しくったときのセーフティネットもなくなる、つまり一発アウトみが増すということを意味する。

せっかく太くした綱渡りの綱が、また細りました、ということ。まあ最初に戻っただけ、と考えればまあマシなのだけれど、成績で切られたというのが人生で初めてでまあまあ凹んでる。

 

みんなこんなことになっちゃだめだよ涙

 

でも成績こんだけあげても無理ならかなりそもそも厳しいのではないか、という所感。

正直、最初の採用に比して、採用後の審査の方が厳しい気がする。

 

GPA平均してずっと3.5とかないと、給付型で居続けるのむずいんかもね。どないやねん。

やとしても給付型の採用に通るだけ通って、最速で成績で切られたとしても2年は金くれるし授業料減るしでまあありがたかったね、という話でした。

 

 

 

終わり。