冬は卒論※1
やうやう蒼く冷めゆく顔色
少し途切れて
消えかかりたる生命線※2の
細くたなびきたる※3
※1 「レポート、試験、単位」など各々が危機に瀕する単語に任意に置き換え、自身の現状とリンクさせることで没入感を得ると良いとされている。
※2 「社会適合性、周囲からの信頼、未来への希望」など、シクった場合に閉ざされるもの、また現在進行形で消えかかりつつあるものを当てはめると良い。
ガチ感があればあるほど良いとされている。例えば「親からの仕送り」、「就職先の内定」など。
※3 しかしそれらの幸福があるがままに目前で消えゆくことをよしとせず、顔面蒼白になりながらも一縷の望みをかけ生き抜こうとする意がこの一行によく現れている。
しかし結局のところ、たなびききったか途切れたかは本人のみ知るところとなる。たなびききってほしい。