ジカセイノプリン

memento morioka

4/16(日) 民博、某はるまつり、スラダン

日記サボった、ざっくりつけてく。

 

起床、昨日夜更かししすぎた。

ちゃんと専門の教科書を読んだら、結構わかりやすくまとめられてて驚いた。今までこれをせずに勉強した気になっていたのか。

教科書というか基本は大事だなと再確認。基本書とか入門書を大事にしよう。

 

気合いで起きる。今日は某ちゃんと大阪の民俗博物館(通称みんぱく)に行く予定。お昼前に駅で合流し一緒に行く。今は特別展でラテンアメリカの文化史をやってて、それ目当てである。以前一度行ったことがあったがその時は特別展まで見ることができなかったので、とても楽しみだ。

 

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みんぱくは、大阪万博公園というめちゃでかい公園の中にある。そこにはあの有名な太陽の塔もあり、これみるたびに「来たな」という実感が得られる。


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↑公園は広く、よくイベントをやってるぽい。この日はフリマと、あとカレーexpoっていう、大阪中からカレー屋さんが出店出すイベントやってた。タイカレー食べました、美味しゅうございました。


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↑お腹も満たして、いざ戦場へ。民博は公園の奥の方にある。今回の特別展の看板が出てて、ワクワクするなあなど。

民博のすごいところは写真を撮っても良いことである。すごすぎる。

 


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↑前回もおもろすぎてとったパイナップル。AIが嘘で書いたパイナップルの木みたいだよなと思う。


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↑おもろい。
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↑カラフル。市場をイメージした絵だっけか。


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アラビア文字のカリグラフィー。向こうにも「字を飾るために美しく書く技術」という、書道のような文化があるらしい。小さく写っている説明欄に言葉とその詩の概要が載っている。BLEACHぽくていいなと思い撮影。


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↑影絵。ワヤンクリを思い出すなど。

 

影絵といえば、少し前に大森静佳さんという詩人の歌集、「てのひらを燃やす」を読んだ。この方の歌がめちゃ好きで。この方自身、今私が通ってるとこと同じ大学出身で、収録されている歌の中にもそこそこ今私が毎日見ている風景や、感じ取れる生活感や息遣いを見て取れる。違う時間を生きているのに、同じ空間を見ていて、すごく不思議な気持ちになる。

 

そんな歌集の中にこんな歌がある。

「大学の北と南に住んでいて会っても会っても影絵のようだ」

 

…。これやばくないですか。なんというか、住んでいる場所が違うというだけの、ただそれだけのようでしかし断崖のような隔たりを、大学生というちっぽけな存在には埋められないその大きな溝を、こんな文字数で表せるなんて、と。

別に大学に行けば会える、普通に話せる、でも帰る方向が違って同じ道を途中まで行くなんてこともなくて、登下校の時とか生活圏で偶然会ったりすることもなくて、どこかすれ違うような、拠点を共にしているのに共通する話題がそれ以外ない心許なさとかぎくしゃくしてしまう距離感をひしひし感じる。

 

こんなこと思うの、きっと寮を出たからなんですよね。寮は大学の南で、私の新居は北になった。本当に真逆である。この前まで一緒に騒いでいた友達と、ただ会う頻度が減った以上の一抹の寂しさを感じる。何でだろうな、と思っていた時に出会ったのがこの歌で、もう正直脳が痺れた。

 

あ"ーーー!!それ!!!!みたいな。

 

大学で偶然会えても、もう生活を共にしていないからか、なーんか会話がちょっと前と同じにはできないもどかしさがある。それを「影絵」で表現するとは。感服、というか崇拝。あと感謝。なんか言葉にされてて救われた感じがした。すごく。

 

で、その影絵見れてめちゃくちゃ改めてしみじみしました、と言う話。

展示のすぐそばには実際に影絵が演じられてる動画が流れてて、まあそういう人形の作りだからそういう動きになるんだけれど、カクカクしてるんですよね、ぎくしゃくとした、機械じみた動きで。影絵の二人は絶対に触れ合えなくて、重なった場所は真っ黒になってどこがどうなってるのかも分からなくて。

それがまた良くて、「そうそう、なんかもう、話せても、血が通ってないみたいで、うまく話せないんだよな、さみしい。」

 

みたいな。

 

 

 

 

 

…。

言うててめちゃくちゃ寂しくなってきた。

ぐえー。

 

 

 

 

 

ということで急遽同期会を開こうとLINEでアセアセしてるわけなんですわ。

…これもしグループの誰か見てたら、まあそういう、寂しがりなわけなんで、まあいじらんといてくださいよ。どうか温かい目で見ててください。寂しがりやなんで、私。

 

 

 

寂しがりやって言えば、「兎が二匹」って漫画はめちゃくちゃ良いです。一番好きな漫画。

冒頭が「寂しいと死ぬのって兎だっけ?」で始まる。不老不死の女の子と彼女に恋してしまった普通の男の子の話。オチが秀逸。2巻完結。ぜひに。

 

 

 

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マニ車マニ車って有名じゃないんですかね?回すだけで念仏唱えるのと同じぐらいの得を積めるというドラえもんもびっくりのお手軽ひみつどうぐです。この前マニ車ハンドスピナーを買ったんだけど全然回してないや。

はい不徳。


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↑この3つの写真は特別展のラテンアメリカの文化の方のやつ。

何というか、ラテンアメリカの文化、めちゃくちゃカラフルでエネルギッシュですね。死のお祭りだっけか、日本でいうお盆みたいなお祭りも向こうでは結構にぎやからしい。視覚的にも楽しいし、あと展示には植民地として抑圧されてきた記憶から抗う文脈で生まれた文化、という側面から紹介されているものもあり、なるほどな、と思うなど。

 

起きてしまった歴史に対して、どのような評価を下せばいいのか。特に抑圧や差別の歴史について。

そこから生まれた文化を否定するのは彼らの物語や価値観や記憶に対するあまりにもチャチな否定になってしまいそうで、恐ろしい。しかし諸手をあげて肯定なり賛成なりすると、彼らが受けた苦しみや抑圧を暗に肯うことになりはしないか。だからと言って、起きてしまった差別や抑圧の歴史に対して仕方ないからなどと言って思考停止してしまうのも脳死すぎる気がする。

 

そういえば原爆を落としたことで人はたくさん死んだけれどそうでなければ戦争が続いてもっとたくさん人が死んでただろうから終戦に繋がった原爆投下を決定したことは評価されるべき、みたいかなんかでトルーマン元大統領が表彰されたことに対して、あれは絶対すべきではなかったという旨でアンスコムという学者が強く反対したという内容を去年授業で習った。結果が良ければその行為は良い行為だ、というのをざっくり帰結主義といい、動機が大切だとか行為の結果に行為自体の良し悪しは左右されないみたいなのを非帰結主義のように言うたりするんだけれど、それでいうとアンスコムは非帰結主義者。人が死ぬことを分かっていたではないか、かなんかか。このへん、すごく面白いなと思った気がする。

 

 

 

などと考えるなど。

 

…。考えるための材料が少ない。もっと勉強しなければならない。規範とか、概念の整理とか、制度とか?

 

 

 

なんというか、最近また周囲からやんわり「あなたって勉強不足ですよね」という雰囲気を感じる気がする。気のせいだといいなとも思うけれど、実際勉強不足なのは確かだし、まだまだ頑張らねばならないのはそう。本当にそう。

でもそれを周囲から思われるのはムカつく。すごくムカつく。でもそう思われてる自分の実力不足にはもっとムカつく。

勉強するしか解決策がないのは、きっとその通り。

 

 

 

そのあと帰って某寮のはるまつり。出店でいろいろ食べるなど。

あと大学芋食べたら歯が欠けた。

 

そのあと某ちゃんと某やんとスラムダンクの映画を見に京都駅近くの映画館へ。運転ありがたい。

もうめちゃよかったですね。自分がバスケしてた頃が少し懐かしい。当時はスラムダンク読んでも「こんなうまいこと行くかよ!」みたいになってたけど、今はすごくそれ以外の素敵な部分がたくさん見えることよ。よかったな。

 

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↑映画では桜木ではなく宮城リョータが主人公として山王戦が描かれる。宮城の過去壮絶すぎて悲しくなった。陳腐でチープな感想だけど、自分も頑張ろうと思うなど。

スラムダンクは名作なので全員読んでください。

 

 

 

まあそんな感じで、帰宅。

疲れた寝るおやすみ。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば山ほどいつも写真をあげてるのだけれど、無料版のはてブロって制限なかったっけか。どうなってるんだ。